カンボジアで話されている言語は,クメール語(カンボジア語とも言われます)
言葉も大切だけど、それと同時に文化を尊重する所作も大切。
今回はそんな所作について、4コマにまとめてみました!
挨拶については、まえの記事にまとめてあるよ!そこもチェックしてみてね。ネイティブカンボジア人のクマウと一緒に勉強していきましょう!
相手によって変わる手の位置
はじめに、普段の生活で使う手の位置から紹介します。
年齢や社会的地位によって、挨拶の仕方や手を合わせる位置が変わるよ。
子どもに、ជម្រាបសួរ (チョムリアップスォ)って言って鼻の前で手を合わせたら、そんなことしないよって言われたことあるよ。
そうだね。子どもには、សួស្តី(スォスダィ)で十分だし、手は胸の前だね
普段の会話は「スォスダィ」と言って、口の前で手を合わせておけば、失礼にはならないよ。
ជម្រាបសួរ (チョムリアップスォ)は、初対面の人ではっきり年上と分かる場合か、社会的地位の高い人に使いましょう。口の前で手を合わせてね。
お坊さんや王族への作法
次は、お坊さんたちや王族への所作。
カンボジアでは王族はもちろん、お坊さんたちも地位の高い人たちなので、手の位置も変わってきます。
あっ、小僧さんだ!あいさつしよっと。スォス…
タヴィー!小僧さんにスォスダイはダメだよ!
イラストに描き忘れちゃったけど、王族への手の位置もここだよ。
お坊さんと王族が同じ手の位置、お坊さんたちがいかに尊敬されているか分かるね。
お坊さんへの正式な挨拶は、鼻の前で合掌をして「クニョムカナートヴァィボンコム(ខ្ញុំករុណាថ្វាយបង្គំ)」といいます。詳しくは、また別ページで書くから、確認してね。田舎のお寺だと結構怒られることがあるから、要注意だよ。
また、王族にはなかなか会わないけど、もしも会った場合はこの位置で合掌しましょう。
仏さまなど天人さまたちへの作法
最後に、最上級の合掌の位置を紹介します。
国民の9割が仏教徒であるカンボジア。仏さまなどの天人さまたちへは、最上級の敬意を表します。
日本ではお願いごとをするときに、鼻の前で手を合わせるけどカンボジアどうするの?
お願いするときはこうだけど、特別な挨拶の仕方もあるんだよ。
カンボジア人たちは、お願い事をするときにこの位置で手を合わせます。ただ、お寺に入るときや、入った時にお坊さんがいた時など特別な挨拶「トヴァィボンコム(ថ្វាយបង្គំ)」をしなければなりません。挨拶とお願い事をするときは違うから、気をつけね。詳しくはまた、別の記事で書きますね。
気持ちを込めて、礼儀正しく
5段階の合掌の位置は覚えられましたか。
慣れるまではちょっと難しいかもしれませんが、カンボジアに住んでいたり、長期滞在をしていれば、手を合わせる機会や、見かける機会が多いと思うので、すぐに慣れていけると思います。
外国人だから適当でいいや〜と思ってたけど、やっぱりきちんと相手の文化を尊重することは大切だね。
そうだね。今後はお寺でのマナーや、お坊さんのことなど、よりディープなカンボジアの文化について教えていくから、楽しみにしていてね!