海外と日本は言葉も違えば,文化も全然違います。
気を付けないとお金や時間を失うだけでなく,最悪の場合命も失いかねません。
そんな最悪の事態を防ぐために,今回はカンボジアに旅行で来た際に気をつけないといけないことを紹介します。
予め知っていれば防げることもあるよ。防げるところを防いで,楽しい旅や生活を送れるといいよね。
日本の約100倍起こっていること
カンボジアは情報が脆弱なので,はっきりとしたデータとして出ているわけではありませんが,あることが日本の約100倍年間起こっていると言われています。
それは…
交通死亡事故です。
上の写真は事故の直後の写真です。左奥の方でバイクが倒れているの見えますか?
さすがに不謹慎なので近くでの撮影はしませんでしたが,こういう事故は頻発しています。
2021年は,2020年よりも事故件数が半減したと言っていますが…これは長~いロックダウンがあったからではないかと思います。
というのも,カンボジアの社会では警察が見ていなければ
逆走するのは当たり前!
信号無視は当たり前!
バイクのノーヘルメットは当たり前!
過積載は当たり前!
スピード違反は当たり前!
飲酒運転は当たり前!
などなど,日本では考えられないようなことが日常と化しているからです。
さらに,バイクは125cc以下ならば免許はいらないので子どもでも乗れますし,3人や4人乗るのは当たり前。(大人の3人以上は違法です)
それに加えて,タイヤがツルツルになっていたり…!
と,いつ事故が起こって不思議ではない状況が常にあります。
バッタンバンでも,週に3~4件は事故を直接見ているよ。
多いときだと,週に10件くらい事故を見かけたり,事故後のゴタゴタを見かけたりしているよ
「右左右,横断よし」はだめ,右折はいつでも◎
人口の多いプノンペンや観光客の多いシェムリアップには,海外からの支援による信号機の設置,横断歩道が書かれていることがあります。またバッタンバンなど地方都市にも信号機や横断歩道はあります。
信号機や横断歩道があれば,若干道を渡りやすくなります。
しかし,前述のとおり信号無視をする人が多いカンボジア。さらに,信号機が壊れていることはよくあります。
そして,自動車優先社会です。
特にプノンペンでは,歩行者信号が青だろうが,容赦なく突っ込んできます。
さらに,カンボジアの交通ルールは日本と反対で,自動車は右側走行&赤信号でも危険でなければ右折をしてOK!
プノンペンの道路は日本の感覚で渡ろうとすると,すごく危険だから「右・左」をよく見たあと,「右」を見て一歩踏み出して渡り,途中で「左」を見てよく注意しながらわたってね
大通りを渡るコツ
横断歩道のない大通り,そう車通りの多い道も渡ることができます。
下の写真のような4車線でも渡れます。
渡るコツはズバリ,迫ってくる車やバイクをよく観察して,手を少し上げて”渡るよー!”のサインを出しながら渡ること!
こうすると,だいたいの車やバイクは注意を払って減速してくれます。
恐かったら,車と同じ方向に進んで渡るといいよ
クラクションの意味
日本でクラクションを鳴らされることはほとんどないですよね。
クラクション = 邪魔だ,迷惑だなどなど悪いイメージがあると思います。
しかしカンボジアでは,結構鳴らします。この意味は,邪魔だー!ということではなく,
「車が通るからねー!」
「追い越すからねー!」
「左折するから来ないでねー!」
「後ろから来てるからねー!」
などなど相手に自分が来ることを知らせるためのサインです。
だからクラクションを鳴らされてもびっくりして相手を探したり,恐がったりする必要ないからね!
全然道が渡れないときは…
日本とは交通事情の違うカンボジア。
さすがに怖くて渡れない…!!!
と思ったら,近くにいるカンボジア人と一緒に渡りましょう。
シャイな国民性なのでなかなか彼らから声を掛けてくることは少ないですが,こちらから「助けて!」と言えば快く助けてくれる人も多いです。
お礼を言えると,お互いに気持ちがいいよね
交通事故以外にもスマホを死守!
旅行に来たらスマホで地図を見ながら,街歩きをしたいですよね。
でもこれをプノンペンですると,スマホをひったくられてしまう確率が高いです。
道端でスマホを出したいときは,体を道路側ではない方へ向けて,バイクが近づけない所で見てください。
ズボンの後ろポケットや,ファスナーのないかばん,肩紐が細いかばんも取られやすいので,街歩きをしたいときはよく注意してください。
カンボジアの道路では,交通事故だけでなく,ひったくりにも気を付けないといけないから,歩くときは本当に注意してください
気を付ければ大丈夫
いかがでしたか?
事前に知っていれば防ぐことのできる事故なので,道路を歩くときは交通事故だけでなく,ひったくりにも注意を向けて歩いてくださいね!
タイヤツルツルでスリップする単独事故も多いから,危ないなっと思ったら絶対に一歩踏み出さないようにしてね!ではまた次回!